祝!ダブルス優勝
アメリカには私がずっと続けてきたソフトテニスというスポーツはありません。そのため、アメリカでの人的交流とフライ料理による体重増加防止のためダラス日本人会の「土曜会」に所属し、2月から硬式テニスを始めています。テキサスインスツルメンツに勤務するコーチの藤井一郎さんに仕事が終わってから硬式テニスのイロハを教えて頂き、早や3カ月。今夜、地元Plano市の2カ月に渡るダブルスリーグが終了し、優勝することができました。まさかアメリカで公式試合に出場でき、さらには優勝までできるとは思ってもみませんでした。硬式テニスを一から教えてくださったペアでありコーチの藤井一郎さんには大変感謝しております。どうもありがとうございました。こちらのテニスの試合のいいところは、第1に社会人リーグのため夜中に試合があることです。藤井さんと組んだ火曜日のリーグの試合時間はなんと夜の9時から始まるのです。日本では考えられません。日本では土日を潰して試合をすることが普通です。しかしこちらでは、土日は教会での礼拝や家族と過ごすことが多いので、平日の夜にこういった試合が多く開催されています。社会人にとっては、効率的な時間の使い方だと思います。第2に試合の勝ち負けだけではなくて、広く様々な国籍を持つ方々とのコミュニケーションを通して、文化や国民性、思想などを知ることが出来るということです。ダラス近辺の大企業に勤務されている方々から政治、ビジネス、母国や地元の話を聞くことはどんな教科書よりも活きた情報を得ることができ、本当に勉強になります。世界を飛び回っているビジネスマンの方々から話を聞くと“世界は動いている”ということを実感でき、鳥肌が立ちます。色んな“トリビア”を教えてくれます。大学と自宅の往復では到底知り得ない知識や知恵、研究テーマがそこにはあるのです。藤井さんとは別にダラスとヒューストンで卸売業を営んでいるKazy Kurokawaさんともペアを組んで月曜日の夜にリーグ戦に出場しています。Kazyさんは言わずと知れたダラスでの卸売業のドンで、私が日本から持参したジェトロ発行の「ヒューストン・ダラスに暮らす」という書物にも自身が経営する2店が掲載されています。Kazyさんからは藤井さんと同様テニスの戦略についてアドバイスを頂いている他、専業である世界の水産物の取引や流通システムについてのお話は「へえ~」の連続です。最近、米国での牡蠣の流通システムやHACCAPの裏話について教授して頂いています。日本の政府官公庁の食品に対する生易しい安全管理体制に気づかされます。現在、Kazyさんとのリーグは最終結果待ちの状況ですが、藤井さんと同様Kazyさんとも優勝でき、二冠を達成できることを願っています。