トヨタのリコール問題

今朝、トヨタ自動車の豊田章男社長がアメリカ公聴会に出席しました。理由は一連の大規模リコール問題への答弁のためですが、この問題は単なる車の問題だけでなく、社会問題、政治問題にまで発展しています。もちろん後手に回ったトヨタの遅い対応は非難されてもしょうがないことですが、支持率回復のためのオバマ政権のネタとして明らかに政治利用されています。特に前日の公聴会で米国トヨタ自動車販売社長であるレンツ社長への質問の嵐は見ていて腹の立つものでした。完全に政治ショーで議員たちは11月の選挙を控えた絶好のアピールの場として執拗に同社長を非難するのです。しかし、15万人にも上る現地社員の雇用を継続させるためにトヨタを擁護する声も当然ながら聞こえます。欠陥のあったブレーキシステムはアメリカの会社が作ったものですし、トヨタ以上にアメリカの自動車メーカーは欠陥の数が多いと聞いています。事実、故障して立ち往生している車に毎日遭遇しますが、そのほとんどはアメ車です。公正公平な審議が望まれます。ガンバレ、トヨタ!