ダラスに眠る旧日本軍のバトルフラッグ

私が住むダラス近隣には、多くの博物館があります。博物館好きの私と長男はそれぞれ学校が終わった帰りに博物館に寄ることが多々あります。

この写真は、自宅近くにあるアメリカ空軍のCavanaugh Flight Museumで偶然見つけた日本軍の国旗です。

この国旗は小端時計店の従業員であった吉田正さんという方が第2次世界大戦に出陣する際に店主から贈呈された旗で、その後ガダルカナル島でアメリカ軍が取得したそうです。私の祖先も日本軍に従事しましたから、この焼け後の残る生々しい日本の国旗を見るとなんだか残念で悲しくなります。

当時まだまだ若い青年が日本のため、家族のため、友人のため、恋人のために戦場で散ったかと思うとやりきれない思いです。悲しいのでずっと封印していた写真ですが、15日の終戦記念日を前に少しでもご本人のご家族や関係者のお役に立てればとHPに載せることにしました。

残念なことに今でもアメリカ人は日本軍による真珠湾奇襲攻撃を正当なやり方ではなく、「ジャップのズル」とみなしています。しかし戦争にズルもなく、ましてや日本に一度ならず二度も核爆弾を落とした国なのに都合の良いことを言うのはやはりアメリカ人の得意技です。アメリカに居ると戦争の話題が多くなります。終戦記念日後には戦争の話題が少なくなるよう望んでいます。