アメリカの地でKARATEを習う
息子が空手道場に通い始めて早や2カ月。とうとう昇段のテストの日がやってきました。師範の三人の先生と、息子と同じくテストの日を迎えた様々な国籍をもつ生徒達とその家族40名程の前で、それぞれ一人ずつ「形」を披露します。何かいつもと違う重苦しい雰囲気に気づいた息子は不安で泣き出してしまいましたが、なんとか気持ちを切り替え、元気いっぱいの掛け声と力強い「突き」や「蹴り」を披露し、どうにかテストに合格することができました。いつも以上に目を光らせる師範らと空手は日本発祥のスポーツであるという重圧からか見ている私も精神的に不安で一杯でしたが、他の先輩達とは体つきが全く違う5歳のまだまだ小さな体でよく頑張ったと感慨深いものがありました。最後の総括で師範が一人一人合格者を前に呼び、それぞれ帯を直接取り換えてくれました。息子は白帯からオレンジのラインが入った新しい帯になりましたが、最後にサプライズがあり、今回のテストで「一番頑張ったで賞」ということで息子に特別なメダルが授与され、沢山の友達が祝福してくれました。手のひらほどの大きさですが、息子のこれからの人生にとって自信につながる大きなメダルとなるでしょう。空手が本当に楽しいとのことで、空手経験のある私の父と「今度はジイジと戦いたい」とのことでした。ソフトテニスをガッチリ教えたい私にとってはなんだか複雑な気分です。