被災(No.13):秋田到着
父の仕事の影響からか、子供の時から道路の正確な情報を得るには国土交通省の事務所が一番イイとわかっていましたから大学までの途中、45号線沿いの管理事務所に寄り、正確な道路情報を入手しました。唯一、古川までの108号線のみ抜けることができるということで108号線をひたすら古川方面に車で走りました。ガソリンは半分しかありません。
岩手に入ると地震がウソのようにお店が営業していますが、ガソリンだけは入手できません。当然高速道路は通行止めですから、国道を約6時間走り続け、無事に妻の実家に辿り着きました。私の両親も駆けつけてくれました。秋田に入り通話ができるようになったため、国内外から心配の電話が一斉にきました。幸せなことです。どうもありがとうございます。
家族共々生きていることが奇跡です。また、仙台で被災された私の師匠である東北大学の安田一彦教授も大丈夫で電話でお互いの生存を喜びあいました。今後は妻と息子達を秋田に残し、福島原発の様子を見ながら私だけまた救援物資を積んで数日中に石巻に戻る予定です。
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通常使っている私の大学のメールアドレスは学校のサーバーに電力が供給できていないため使えません。