研究の意義
今日は、珍しく同僚達が研究室に来ていません。そろそろ石巻専修大学に2回目となる研究報告書を提出する時期ですので、これまで8カ月に及ぶ研究のまとめを一人寂しくしていたところです。そもそも渡米の最大の目的は、『帰国後、日本で活きる研究テーマをアメリカで探して来ること』でした。あまり詳しくは言えませんが私の過去および研究中のテーマについての感想ですが、まずBPMに関しては研究の停滞感があります。ITを活用してPDCAサイクルを回すことに新規性は全くありません。また、クラウドに関しては話題が先行し過ぎです。セキュリティで問題が多々発生しています。さらには、トレーサビリティはアメリカでは当分の間、根付きません。文化、国民性、所得格差、管理体制などの観点から日本や欧州の国々とはバックグラウンドが異なります。これらの話題は私の過去の研究、または研究中の分野ですが、未開拓のテーマも並行して模索中です。それにも増して、論文を書いたり、国内外の学会で発表することだけでなく、日本の発展のため、社会の発展のために微力ながら自分は何ができるのか?。渡米前よりも、そう強く考えることができるようになったことは、アメリカで大きく成長した証であり、最大の成果かもしれません。残り4カ月の滞在生活を大いに楽しみたいと思います。